京都宮川町のお茶屋 しげ森・バー もり多と、しげ森の舞妓・芸妓のご紹介

お茶屋ブログ

2012年04月23日

四月の舞妓衣装(ふく苗)







春の気配が整ってきたこの頃、皆様お元気でしょうか。

ふく苗さんの四月の舞始衣装は初々しくおぼこい印象の装いどす。
三つ檜扇散らし文の着物・片輪車文の帯・桜の花かんざしが季節感と少女らしさを引き立てています。

三つ檜扇散らし文は3本の扇の要を中心に広げたものを一面に配した意匠で、末広がりの吉祥文どす。
王朝趣味の文様として今なお根強い人気があります。

片輪車文は、乾燥を防ぐために流水の中に浸しておかれた御所車が意匠化された文様で、写真のように流水文などと組み合わされることが多おす。
車はどこまでも回転することから片輪車文も吉祥文として用いられています。

ふく苗さんの着物の文様も帯の文様も共に丸形を題材にした吉祥文どすが、丸形の吉祥文にもいろいろあって楽しおすね。

季節の変わり目ですので、皆様風邪などお召しになられませんよう御自愛下さい。   


Posted by しげ森  at 12:33
2012年04月23日

四月の舞技衣装(小ふく)







いつの間にか葉桜の季節となりました。
皆様お元気でおすごしでしょうか。

小ふくさんの四月の舞妓衣装は少し大人っぽいさわやかな装いどす。
葵や花の描かれた扇面ぼかしの文の着物・遠山文の描かれた塩瀬の染帯・蝶のかんざしが季節感を醸し出しています。

遠山文は中国から伝わった山水画の影響を受け、日本本来の山水の景色を反映するようになったものどす。
たなびく霞の向こうに覗くなだらかな山々は、いかにも大和絵という風情で日本らしゅうおすね。

蝶は、幼虫・さなぎ・成虫へと次々と姿を変化させる姿から、化身・復活・不老不死などを表すおめでたい吉祥の象徴とされてきました。

季節の変わり目ですので、皆様風邪などお召しになられませんよう御自愛下さい。  


Posted by しげ森  at 12:29小ふく
2012年04月23日

四月の芸妓衣装(ふく紘)







春たけなわの候となりました

ふく紘さんの四月の芸妓衣装は、後ろ姿が印象的な清々しい装いどす。
青海波文の着物・五條橋が描かれた塩瀬の染帯が明るさを醸し出しています。
ふく紘さんは芸妓さんなので頭はかつらどす。

青海波は青海水とも呼ばれる半円を重ねた文様で、江戸中期には広く使われるようになりました。
青海波の起源は舞楽の青海波の装束の文様と言われています。
五條橋が描かれた染帯との組み合わせが粋どすね。

季節の変わり目ですので、皆様風邪などお召しになられませんよう御自愛下さい。  


Posted by しげ森  at 12:27ふく紘
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プロフィール
しげ森
しげ森
京都市東山区西御門町469-1
お茶屋しげ森、宮川町にあるお茶屋どす。
何気ない日常や、毎月のお衣装を発信していけたらと思っております。

舞妓さんになりたい方、ご連絡お待ちしております。

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