2012年07月30日
佐志郎ゆかた会のお知らせ
今藤佐志郎さんお師匠さんの長唄ゆかた会にふく苗としげ森の仕込みさんの萌、美佑が出演させていただきます。
日時 平成二十四年八月十九日(日)
午前十時すこし前開演
場所 ギオンコーナー(四条花見小路下ル祇園歌舞練場戸隣 )
電話 561−1119
入場料は無料どす。
暑さ厳しい中ではございますがみんなこの日のために一生懸命お稽古したはりますので、どうぞたくさんの方に見に来て頂けます様よろしくおたの申します。
番組表など詳しくはこちら
2012年07月26日
ゆかた会のお知らせ
宮川町のゆかた会にふく紘、小ふく、ふく苗、しげ森の仕込みさんの萌、美佑が出演いたします。
去年まで別々に行われていた「舞教室勉強会」と「鳴物、笛教室勉強会」などが一緒になり、今年はゆかた会として開催されることになりました。
日時 平成二十四年八月十一日(土)
午前十一時開演
場所 宮川町歌舞練場
主催 宮川町歌舞会
東山女子学園
入場料は無料どす。
みんな一生懸命お稽古したはりますので、どうぞ見に来てあげておくれやす。
番組表など詳しくはこちら
去年まで別々に行われていた「舞教室勉強会」と「鳴物、笛教室勉強会」などが一緒になり、今年はゆかた会として開催されることになりました。
日時 平成二十四年八月十一日(土)
午前十一時開演
場所 宮川町歌舞練場
主催 宮川町歌舞会
東山女子学園
入場料は無料どす。
みんな一生懸命お稽古したはりますので、どうぞ見に来てあげておくれやす。
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2012年07月26日
ふえ 夏の會のお知らせ
藤舎名生さんお師匠さんの笛の会にふく紘が出演させていただきます。
日時 平成二十四年八月五日(日)
午前十時開演
場所 宮川町歌舞練場
主催 藤舎名生
入場料は無料どす。
宮川町だけではなく各花街の芸舞妓さんたちもたくさん出演されてますので、ぜひ見に来ていただけますようよろしくおたのもうします。
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2012年07月26日
今藤会ゆかた会(京都)のお知らせ
毎年夏に開催されています今藤会ゆかた会にしげ森のふく紘、小ふく、ふく苗が出演させて頂きます。
日時 平成二十四年七月二十九日(日)
午前十一時開演
場所 岡崎 六盛(京都市左京区岡崎西天王町七一 075-751-6171)
入場料は無料どす。
お暑い中ではございますが、たくさんの方に見に来ていただけますようよろしくおたのもうします。
番組表など詳しくはこちら
2012年07月26日
花傘巡行(小ふく)
七月二十四日の花傘巡行に小ふくさんが参加させてもらいました。
花傘巡行は祇園祭りの行事の一つどすが、もともとは7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回に分かれて行われていた山鉾巡行が昭和41年(1966)に後祭が17日に合流され、後祭の行事が喪失したために興されたのが始まりどす。
花街からは祇園東と先斗町が西暦奇数年、祇園甲部と宮川町が西暦偶数年と交互に参加させていただいており、2010年にはふく紘さん(当時は舞妓)も出させてもうてます。
午前十時に八坂神社を出発した行列は子供神輿を先頭に市内中心部を巡行し、三基の神輿が奉られている四条の御旅所をまわって再び八坂神社に還りました。
その後、八坂神社で獅子舞や田楽、六斎などが奉納され、宮川町はコンチキ音頭を10名の舞妓さんで舞わせていただきました。
暑いなか見に来ていただいたみなさまおおきに。
節電が叫ばれる夏ですが、みなさま熱中症にはじゅうぶんお気をつけくださいませ。
花傘巡行は祇園祭りの行事の一つどすが、もともとは7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回に分かれて行われていた山鉾巡行が昭和41年(1966)に後祭が17日に合流され、後祭の行事が喪失したために興されたのが始まりどす。
花街からは祇園東と先斗町が西暦奇数年、祇園甲部と宮川町が西暦偶数年と交互に参加させていただいており、2010年にはふく紘さん(当時は舞妓)も出させてもうてます。
午前十時に八坂神社を出発した行列は子供神輿を先頭に市内中心部を巡行し、三基の神輿が奉られている四条の御旅所をまわって再び八坂神社に還りました。
その後、八坂神社で獅子舞や田楽、六斎などが奉納され、宮川町はコンチキ音頭を10名の舞妓さんで舞わせていただきました。
暑いなか見に来ていただいたみなさまおおきに。
節電が叫ばれる夏ですが、みなさま熱中症にはじゅうぶんお気をつけくださいませ。
2012年07月22日
七月の舞妓衣装(ふく苗)
夏木立の緑濃く、木漏れ日も輝く季節となりました。
ふく苗さんの七月の舞妓衣裳は優しげな黄色に黒い帯が印象的な少しすっきりとした装いどす。
勝山の豪華なかんざしに流水に扇子と色とりどりの花々が流された呂の着物、蓼(たで)の葉をカラフルに配した夏の織帯が可憐な上品さをかもしだしています。
勝山は祇園祭の10日の御輿洗いから24日のあと祭りの期間だけ結うことのできる特別な髷どすが、ふく苗さんは出たての舞妓さん(お見世だし=デビューして一年未満の舞妓さん)なのでまだ結うことはできません。
ですので普段の「われしのぶ」の髷に勝山のかんざしをつけさせてもうてます。
ふく苗さんは小ふくさんの髷を見て、早く自分も結えるようになりたいと憧れたはるそうどす。
いろいろな植物を配してそれを流水でつなぐ意匠は江戸時代から見られます。
なでしこやききょう、菊や青もみじなど華やかに流れていく花々にからめとられたようにたたまれた扇子が配されていることで、動きのある大胆な意匠になっていますね。
蓼(たで)は茎や葉に苦味がある夏の植物どす。
『蓼食う虫も好きずき』という言葉が有名どすね。
蓼の葉をすりつぶして酢でのばしたものを蓼酢(たでず)と呼び、今が旬のアユを塩焼きにしたものに添えられます。
その蓼の葉が大きくカラフルに描かれていることがおもしろく、舞妓さんの幼さが強調されて可愛らしおすね。
暑くなったり涼しくなったり、不安定なお天気が続いておりますがみなさま夏風邪などひかれませんようにお気を付けくださいませ。
Posted by しげ森
at 00:47
2012年07月20日
七月の芸妓衣装(ふく紘)
夏の盛りに木陰の恋しい季節となりました。
ふく紘さんの七月の芸妓衣裳は白から藤色へのグラデーションが印象的な優しげな装いどす。
薄(すすき)の間を揚羽蝶が舞う呂の着物に、葦の水辺に帆掛け舟が浮かぶ夏の織り帯が涼やかさを演出しています。
薄は芒とも記し、古い呼び名では尾花とも言われます。
薄の種子は風にのって遠くまで飛ぶことから子孫繁栄の吉祥文とされ、古くから愛用されてきました。
昔から薄の穂のように先がささくれだっているものには神が依ると言われ、同じ稲科の萱(かや)類が真草(まぐさ)と呼ばれるのも神を招(まぐ)く草という意味からきているそうどす。
そのことからさ迷える魂を天上に舞って届けると言われる蝶が薄とともに文様として描かれることが多おす。
揚羽蝶文は緑黄地に黒い筋や斑文のある大型の華麗な蝶を文様化したもので、鳳蝶(ほうちょう)とも呼ばれます。
鎌倉時代には羽を立てて止まる揚羽蝶が凛々しさを感じさせることから武士に好まれ、武具の装飾として使われるようになりました。
薄の間を一羽の揚羽蝶がひっそりと舞う様子がなんとなくもの悲しく情緒深おすね。
海に囲まれ川が多い日本では舟は重要な交通手段であり、また日々の生活に欠かせないものでした。
そのため帆掛け舟や宝船、南蛮船など様々な舟が文様として表されています。
黒地に金糸で描がれた舟が涼しげで夏の暑さを忘れさせてくれるようどすね。
本格的な夏を迎えました、みなさまのご健康をお祈りいたしております。
2012年07月19日
七月の舞妓衣装(小ふく)
祇園祭の巡行も無事にすみ、いよいよ本格的な夏の訪れを感じさせる今日この頃、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
小ふくさんの七月の舞妓衣裳はすっきりとした中に若々しさがのぞく生き生きとした装いどす。
勝山の髷に松皮菱の中に様々な花を入れた呂の着物、立涌に三つ蝶文が配された夏の織帯が、優美でありながらはつらつとした印象をかもしだしています。
勝山の髷は祇園祭の10日の御輿洗いから24日のあと祭りの期間だけ結うことのできる特別な髷どす。
かんざしも銀で作られた豪華な物をつけます。
勝山は誰でも結うことができる訳ではなく、「おふく」と呼ばれる舞妓さんになって2、3年目以上のお姉さんの舞妓さんだけが結うことのできる髪型どす。
松皮菱は菱の変形の一つで菱形の上下に小さい菱をつけた子持ちの意匠どす。
松の幹の皮をはがした形に似ていることからその名前がつきました。
百合や蘭など現代風な花たちに松皮菱を模様取りとして用いることで古典的な趣が感じられますね。
立涌は代表的な有職文様で、空地に様々な文様をはめ込んだり、曲線自体を装飾化したりと多種多様に表されます。
金糸で縫いとられた立涌の中に色鮮やかな三つ蝶文が描かれた上品な帯になっていますね。
小ふくさんは7月24日に行われます祇園祭の花傘巡行に出させて頂くことになりました。
巡行は午前10時に八坂神社を出発し、四条の御旅所をまわって12時頃に八坂神社に戻ってくる予定どす。
その後、八坂神社にて奉納舞を宮川町の舞妓さん10名で舞わせて頂きます。
お時間ございます方ははぜひ見に来てあげておくれやす。
寝苦しい日が続いておりますが、みなさまお体ご自愛くださいませ。