京都宮川町のお茶屋 しげ森・バー もり多と、しげ森の舞妓・芸妓のご紹介

お茶屋ブログ

2012年09月07日

九月の舞妓衣装(ふく苗)










いまだ暑さが残る今日この頃、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

ふく苗さんの九月の舞妓衣装はカラフルな色あわせが特徴的なおきゃんな印象の装いどす。

小さな桔梗がちりばめられたかわいらしいかんざしに、露芝文に蝶が舞い飛ぶ単の着物、菊菱文の呂の染帯が少女の可憐さをひきたてています。

桔梗は秋の七草の一つで均整のとれた五角形の花が美しく、昔から文様や家紋によく用いられてきました。

しげ森の家紋も八重桔梗どすが、舞妓さんの帯の下には必ず屋形(所属している家)の家紋が入っています。

露芝文は露にうっすらと濡れた芝を取り合わせた文様どすが、その儚げな印象から秋の文様としてよく使われます。

蝶文は姿形の優美さからよく好まれる文様で、中でもやはりその立派な姿から揚羽蝶が描かれることが多おす。

パステルカラーで配色された露芝に美しい揚羽蝶が群れ飛ぶことで、華やかで愛らしい着物となっていますね。

花菱文様は貴族が最も好んだ有職文様と言われ、その中でも菊菱文様は菊の花を菱形に構成したシンプルでありながらも洗練された文様どす。

花を葉で囲んだり、葉だけで菱形を表現したりと大胆にアレンジされていてかわいらしい帯になっており、ふく苗さんによう似合うたはりますね。

夏バテはこの時分に出やすいとのこと、くれぐれもお身体おいといくださいませ。
  


Posted by しげ森  at 19:10
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京都市東山区西御門町469-1
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