2011年12月18日
十二月の舞妓衣装(小ふく)
今年もいよいよ残りわずかとなりましたが皆様お元気でしょうか。
小ふくさんの十二月の舞妓衣装は黒を基調とした落ち着きのある装いどす。
様々松・楓・笹などおめでたく華やかな文様を散らした着物、金糸をふんだんに使った立湧文に花文の帯、まねきに餅花の花かんざしが、上品さを醸し出しています。
今月の装いの一番の特徴は何と言っても「まねきの花かんざし」どす。
「まねき」は歌舞伎役者さんなどの名を記す木の看板のことどす。
今月の花かんざしにはこれを小さく写したものにおめでたい「餅花」の飾りが付いています。
小ふくさんのかんざしのまねきには五代目中村時蔵さんと十代目坂東三津五郎さんの名前が入っています。
京都南座の顔見世公演の際にお二人の楽屋をお尋ねし「まねき」に名前を入れてもらいました。
このように贔屓の役者さんにかんざしに名前を入れてもらうのは昔からの習わしどす。
小ふくさんも敬愛するお二人に名前を入れてもうてとても喜んでいます。
皆様どうぞおすこやかに新年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。
Posted by しげ森
at 18:33
│小ふく