五月の舞妓衣装(小ふく)

しげ森

2011年05月14日 18:40







川端沿いの並木も緑がとてもきれいで、風の気持ちよい季節になりました。
小ふくさんの五月の舞妓衣装は新緑の季節らしい明るい色あいの装いどす。
蝶々をたくさん飛ばした着物の文様と、葵の葉をあしらった帯の文様が、命息吹くこの季節によくあってますね。

蝶は平安中期ころからよく使われるようになった文様どす。
昔から人々は、蝶が卵から青虫・サナギ、そして美しい成虫へとつぎつぎと変化する様子に神秘性を感じ、蝶の文様を好んで使ってきたようどす。
一方、葵の文様が使われるようになったのは明治時代以降のことどす。
江戸時代は徳川家の家紋に葵が使われていた関係で、人々は葵の文様の使用を遠慮していたようどす。
五月は賀茂神社の葵祭がありますが、賀茂神社の神紋も葵ですね。

皆様季節の変わり目ですのでご自愛のほどお祈り申し上げます。

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