「見習いさん」になりました(ふく苗)

しげ森

2011年12月07日 18:19

寒さがひとしお身にしみるころとなりましたが皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ふく苗さんは本日正午の「お盃の儀」を無事終え「見習いさん」になりました。


髷は「割れしのぶ(若い舞妓さんの髷)」を結うてます。


襟足は三本になってます。


帯は「半だら(普通の舞妓さんよりも短い帯)」を締めています。


ふく苗さんの初めての正装はいかがでしょうか。

ふく苗さんは後約1ヶ月の「見習いさん」の期間を経て「舞妓さん」になります。

「舞妓さん」になるにはまず約1年程「仕込みさん」として置屋さんで過ごします。
そして「見世出し」の日が決まれば「試験」を受けます。
「試験」では二つの課題曲をお茶屋さんや芸妓さんの役員さんの前で披露します。
そして「試験」に合格すれば「お盃の儀」を行います。
「お盃の儀」は宮川町歌舞練場の大広間で行われ、お姉さんの芸妓さん、お姉さんの妹筋の芸妓さんや舞妓さん、お茶屋組合の役員さんなどと盃を交わします。
盃を交わすことによって組合から認められ、姉妹関係も築きます。
この儀式を経て「仕込みさん」から「見習いさん」になります。
「見習いさん」になるとお座敷に上がれるようになります。
そして約1ヶ月の「見習いさん」の期間を経て「見世だし」を行い、晴れて「舞妓さん」になります。

ふく苗さんは「見習いさん」になることができてとても喜んでいます。
初めてのお座敷で慣れないこともあるかと思いますが、一生懸命頑張りますので皆様どうぞあたたかく見守ってくださいますようよろしくおたの申します。

年末ご多忙のおりではございますが皆様ご自愛下さい。