二月の芸妓衣装(小ふく)

しげ森

2014年02月27日 12:00








今年は例年にない大雪とのことどすが、お変わりございませんか。

小ふくさんの二月の芸妓衣装は春を感じさせるやわらかな印象の装いどす。

竹文が大きく描かれた二つ綿の着物に、亀甲繋ぎに唐花文様の織帯が若い芸妓さんの落ち着きと華やぎをかもしだしています。

竹は昔から竹籠や垣などの工芸品や建材などあらゆるものに利用され、日本人の生活にかかせないものどした。

そのため文様としても様々に意匠化され、冬でも緑が失せないところから清和の象徴として用いられます。

亀甲文は六角形を繋いで表される幾何学模様で、亀の甲羅に似ている事から吉祥の文様として愛好されてきました。

西洋では蜂の巣文様と呼ばれるそうどす。

春近しとはいえ余寒なお身にしみる季節どす、お身体をおいといください。


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