三月の芸妓衣装(ふく紘)

しげ森

2014年03月23日 12:00









日増しに暖かになりましたが、皆様いかがお過ごしどすか。

ふく紘さんの三月の芸妓衣装は春を感じさせる趣のある装いどす。

屏風に様々な花や源氏車があしらわれた着物に菊立涌の織帯が落ち着いた中にあでやかさをかもしだしています。

源氏車文は貴族の乗った牛車の車輪のみを取り出して意匠化したもので、御所車文ともいわれます。

室町から江戸にかけて新しく生まれた文様で、様々な建物、風景などを添えて描かれることが多おす。

立涌文は代表的な有職文様で、波状の縦筋を等間隔に並べた縞柄で表されます。

菊は百花が枯れても最後まで咲き残ることから不老長寿の花とされ、高貴な花して尊ばれてきました。

黒地に金糸で織られた帯がふく紘さんによう似合うたはりますね。

季節の変わり目どすのでくれぐれもご自愛くださいませ。


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