京都宮川町のお茶屋 しげ森・バー もり多と、しげ森の舞妓・芸妓のご紹介

お茶屋ブログ

2012年01月26日

一月の芸妓衣装(ふく紘)







大寒の候、皆様お元気でしょうか。
ふく紘さんの一月の芸妓衣装は水色が印象的なすっきりとした装いどす。
松竹梅文の着物、幾何学文の帯が、さわやかさを醸し出しています。

ふく紘さんは芸妓さんなので頭はかつらになっています。

松竹梅文は衣装・陶磁器・漆器・建物・婚礼いろいろなものやシーンで見られます。
平安時代には松竹梅はそれぞれ描かれていましたが、三つ一緒に描かれるようになったのは室町時代に中国から日本へ「厳寒三友図」が伝わってからといわれています。
常盤の松・齢の松、廉潔な竹、清香・文雅な梅、この三つがそろった松竹梅文は、まさしく押しも押されぬ日本を代表する吉祥文どすね。
 
来月2日~4日は「節分おばけ」があります。
今年もスタッフ一同、趣向を凝らしてお待ちしています。
厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召されぬよう御自愛下さい。  


Posted by しげ森  at 01:40ふく紘
2012年01月26日

一月の舞妓衣装(小ふく)







大寒の候、皆様お元気でしょうか。
小さんの一月の舞妓衣装はみずみずしくかわいらしい印象の装いどす。
苧環(おだまき)文様を散らした着物、松に扇子の変わり文の帯、、松竹梅の花かんざしが、清楚な女性らしさを引き出しています。

苧環は糸巻のことどすが、戦前までは女性にとってとても身近なものどした。
苧環を見るとどことなく母性を感じ、懐かしい気持ちになられる方も多いのではないでしょうか。

松は常に青々と葉をたたえ、扇子は「末広」ともいわれるどちらも代表的な吉祥文どす。
直線と曲線の組み合わせはシンプルで美しおすね。

来月2日~4日には「節分おばけ」があります。
今年もスタッフ一同、趣向を凝らしてお待ちしています。
厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召さぬようご自愛下さい。  


Posted by しげ森  at 01:20小ふく
2012年01月26日

一月の舞妓衣装(ふく苗)







大寒の候、皆様お元気でしょうか。
ふく苗さんの一月の舞妓衣装は、おぼこく初々しい印象の装いどす。
薬玉文の着物、扇尽し文の帯、松竹梅の花かんざしが、見世出し間もない舞妓さんの清楚さを引き出しています。

ふく苗さんは今月17日~19日に見世出しを行い、こうして舞妓さんになることができました。
ふく苗さんは見世出し間もない舞妓さんなので、髷は割れしのぶ、紅は下唇だけに差しています。

薬玉は平安時代に中国から日本に伝わった邪気よけの風習どす。
香料を入れて菖蒲や蓬の葉を飾りつけ、五色の糸を長くたらし部屋に吊るしたのが始まりで、後に様々な花が飾りつけられるようになり、その華麗さから着物の意匠にも取り入られるようになりました。

扇は涼をとる扇子や舞扇など、現代でも身近な道具どす。
扇の歴史は古く、平安時代の初めに檜扇が、そして後期にはすでに紙を張った蝙蝠(かわほり)という扇が存在していました。
扇のことを「末広」ともいいますが、発展のおめでたい文様として知られています。

ふく苗さんは舞妓さんになるにあたり「踊りや三味線など一生懸命頑張ってゆきとおす」と言っていますので、皆様ふく苗さんをどうかよろしくおたの申します。

厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召されぬよう御自愛下さい。  


Posted by しげ森  at 01:05
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しげ森
しげ森
京都市東山区西御門町469-1
お茶屋しげ森、宮川町にあるお茶屋どす。
何気ない日常や、毎月のお衣装を発信していけたらと思っております。

舞妓さんになりたい方、ご連絡お待ちしております。

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