2013年03月11日
三月の舞妓衣装(小よし)
春寒しだいに緩むころ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
小よしさんの三月の舞妓衣装は明るく初々しい印象の装いどす。
菜の花のかんざしに花丸文が散らされた着物、紗綾形(さやがた)文の織帯がおぼこい舞妓さんの可憐さを惹きたてています。
菜の花は黄色い花を一面に広げる花畑が春の代表的な風物詩となるかわいらしい花どすが、観賞用としての他に野菜としても有名どす。
「菜」というのは食用の意味であり、「野菜(菜っ葉)の花」という意味から「菜の花」となったそうどす。
花丸文は様々な草花を円形におさめた文様どす。
あらゆる花を文様化することができ、能装束や小袖から現代の着物や帯まで多く愛好されています。
洒落文(しゃれもん)として刺繍で表されることもあります。
紗綾形(さやがた)は卍繋ぎ、綸子形ともいい、梵語の卍をくずして四方に繋げた文様どす。
桃山、江戸時代には地文として多く使われ、現在でも吉祥文として礼装の白衿などに用いられます。
今小よしさんは四月の京おどりに向けて一生懸命お稽古したはります。
小よしさんは今回が初舞台どす。
どうぞたくさんの方に見に来ていただけますよう、よろしくおたのもうします。
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花どきは気候不順とか、お体には十分お気を付けくださいませ。
Posted by しげ森
at 21:00