2012年04月23日
四月の舞技衣装(小ふく)
いつの間にか葉桜の季節となりました。
皆様お元気でおすごしでしょうか。
小ふくさんの四月の舞妓衣装は少し大人っぽいさわやかな装いどす。
葵や花の描かれた扇面ぼかしの文の着物・遠山文の描かれた塩瀬の染帯・蝶のかんざしが季節感を醸し出しています。
遠山文は中国から伝わった山水画の影響を受け、日本本来の山水の景色を反映するようになったものどす。
たなびく霞の向こうに覗くなだらかな山々は、いかにも大和絵という風情で日本らしゅうおすね。
蝶は、幼虫・さなぎ・成虫へと次々と姿を変化させる姿から、化身・復活・不老不死などを表すおめでたい吉祥の象徴とされてきました。
季節の変わり目ですので、皆様風邪などお召しになられませんよう御自愛下さい。
Posted by しげ森
at 12:29
│小ふく