2012年11月12日
「奴(やっこ)」の髷を結いました



日が落ちるのが早くなり、冬が駆け足で近づいてくるようです。
小ふくさんは十一月二十九日の襟替え(芸妓さんになること)に向けて、今月十二日~十四日の期間、「奴(やっこ)」という髷を結わせてもうてます。
金と銀であつらえられた松のかんざしに深い紫に桐文と鳳凰が描かれたおめでたい文様の着物、金糸で織り込まれた豪華な帯と衣装もすべてかわりました。



「奴」は正式な髷なので、三本の襟あし・鼈甲(べっこう)のかんざしも挿しています。
小ふくさんは三日間「奴(やっこ)」の髷で過ごした後、舞妓さんの最後の格好となります「先笄(さっこう)」を結わせてもらいます。
寒くなってまいりましたが皆様ご自愛のほどお祈り申し上げます。
Posted by しげ森
at 23:00
│小ふく