2012年03月15日
三月の舞妓衣装(ふく苗)



春暖の候、皆様お元気でおすごしでしょうか。
ふく苗さんの三月の舞妓衣装は、暖色を主張したおぼこい印象の装いどす。
花丸文に小花が散らされた着物、卍繋ぎ文の帯、菜の花の花かんざしが、若い舞妓さんの可憐さを引き立たせています。
花丸文はいろいろな種類の草花を丸く配した丸文の一種どす。
能衣装から現代の着物まで、昔から良く用いられてきた古典的趣を感じさせる文様どす。
卍繋ぎ文は梵語の「卍」を崩して連続文様にしたもので「卍崩し」「雷文繋ぎ」「菱万字」などとも呼ばれています。
江戸時代に中国から輸入された紗綾織の地文様として使われたので「紗綾形(さやがた)」ともいい、関西では「綸子形」ともいいます。
菜の花は皆様よくご存知の植物どすが、大きな花かんざしと衣装の色の取り合わせで初々しさが強調されていますね。
四月には「京おどり」がはじまります。
「京おどり」のチケットはしげ森でも扱っています。
ふく苗さんはじめ、しげ森の芸妓・舞妓も出演させてもうてますので、皆様どうぞ見にきて下さいますようよろしくおたの申します。
※「京おどり」のチケットについて詳しくはこちら
Posted by しげ森
at 02:18
2012年03月15日
三月の舞妓衣装(小ふく)



春まだ浅い今日このごろですが、皆様お元気お過ごしでしょうか。
小ふくさんの三月の舞妓衣装は、深いオレンジ色が印象的な明るめの装いどす。
花丸文の着物、卍繋ぎ文の帯、大降りの水仙の花かんざしが清清しい雰囲気を醸し出しています。
花丸文はいろいろな種類の草花を丸く配した丸文の一種どす。
能衣装から現代の着物まで、昔から良く用いられてきた古典的趣を感じさせる文様どす。
卍繋ぎ文は梵語の「卍」を崩して連続文様にしたもので「卍崩し」「雷文繋ぎ」「菱万字」などとも呼ばれています。
江戸時代に中国から輸入された紗綾織の地文様として使われたので「紗綾形(さやがた)」ともいい、関西では「綸子形」ともいいます。
水仙は皆様よくご存知の植物どすが、この卍繋ぎ文との取り合わせで装いがとても引き締まって見えますね。
四月には「京おどり」がはじまります。
「京おどり」のチケットはしげ森でも扱っています。
小ふくさんはじめ、しげ森の芸妓・舞妓も出演させてもうてますので、皆様どうぞ見にきて下さいますようよろしくおたの申します。
※「京おどり」のチケットについて詳しくはこちら
2012年03月07日
三月の芸妓衣装(ふく紘)



春寒ようやくぬるみ始めたこのごろ、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ふく紘さんの三月の芸妓衣装はオレンジ色が印象的なすっきりとした装いどす。
竹文の着物、金糸をふんだんにつかった花唐草文の帯が、凛とした雰囲気を醸し出しています。
ふく紘さんは芸妓さんなので頭はかつらどす。
竹文は皆様よくご存知の竹をデザインした文様どす。
竹を用いた文様といえば松竹梅の吉祥文が有名どすが、竹は常に緑をたたえ、中は空で隠すことなく、空に向かってまっすぐに伸びることから、清和の象徴として竹単体でデザインされることも多おす。
花唐草文は特定の花を意匠化したものではない抽象的な花の文様どす。
花唐草文はそれゆえ季節を問わず用いることができます。
花唐草文は飛鳥時代に中国から伝わった唐草文が平安時代に和様にアレンジされて生まれたものどすが、その昔から他の植物文とは区別され、非日常的な意味合いを帯びていました。
この帯では菱形に配されて気高い印象どすね。
ふく紘さんも芸妓さん姿が板についてきたかと思うのですが、皆様いかがでしょうか。
まだまだ寒さが残っておりますので、皆様お風邪など召されませんようご自愛下さい。
2012年03月01日
「京おどり」のお知らせ

「京おどり」の今年の日程は4月7日(土)~22日(日)どす。
開演は毎日3回(12:30~・14:30~・16:30~)、開場は各開演時間の30分前どす。
会場は京都・宮川町歌舞練場どす。
「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝らした舞台どす。
今年の演目は「花都四季栄燿(はなみやこしきのえよう)」。
洛西・法金剛院はじめ、紅葉の名所東福寺の通天橋などを背景にした全7景で構成されています。
八岐大蛇(やまたのおろち)退治の場面や総踊り「宮川音頭」など沢山の見所があります。
「京おどり」にはしげ森の芸妓ふく紘、舞妓の小ふく・ふく苗も出演させてもうてます。
沢山の方に観ていただけます様、皆様よろしくおたの申します。
「京おどり」のチケットはしげ森でも取り扱っております。
以下の項目について明記の上、FAXにてお気軽にお問い合わせ下さい。
担当者より折り返し連絡をさせていただきます。
FAX番号 : 075-525-7139
・お名前
・ご住所
・ご連絡先(携帯電話番号・FAX番号 ※必ずFAX番号もお知らせ下さい。)
・ご希望日時(4月7日~22日/12:30~・14:30~・16:30~についてそれぞれお書き下さい。)
・必要枚数(一枚4500円・茶券つき。点茶は各回30分前からどす。)