2012年02月22日
「東日本大震災復興支援長唄演奏会」のお知らせ
「東日本大震災復興支援長唄演奏会」の日程は3月21日(水)どす。
開演は午後16:30どす。
会場は三越劇場(東京都中央区日本橋室町1-4-1三越本店本館6階)どす。
「東日本大震災復興支援長唄演奏会」は、震災で流された楽器をプレゼント出来るよう開催される復興支援の演奏会どす。
今藤長十郎御家元に御声をかけて頂き、第一部「越後獅子」に今藤長しげ(唄)・ふく紘(三味線)・小ふく(三味線)が出演させて頂きます。
第二部は素晴らしいプロの演奏家の演目どす。
ふく紘さん・小ふくさんも憧れの師匠達との御舞台を楽しみに御稽古をしています。
沢山の方に聴きに来ていただけます様、皆様よろしくおたの申します。
プログラムなど詳しくはこちらをご覧下さい。
開演は午後16:30どす。
会場は三越劇場(東京都中央区日本橋室町1-4-1三越本店本館6階)どす。
「東日本大震災復興支援長唄演奏会」は、震災で流された楽器をプレゼント出来るよう開催される復興支援の演奏会どす。
今藤長十郎御家元に御声をかけて頂き、第一部「越後獅子」に今藤長しげ(唄)・ふく紘(三味線)・小ふく(三味線)が出演させて頂きます。
第二部は素晴らしいプロの演奏家の演目どす。
ふく紘さん・小ふくさんも憧れの師匠達との御舞台を楽しみに御稽古をしています。
沢山の方に聴きに来ていただけます様、皆様よろしくおたの申します。
プログラムなど詳しくはこちらをご覧下さい。
2012年02月17日
「中村勘九郎襲名興行」に行ってきました(ふく紘・小ふく)
2月12日夜、東京の新橋演舞場で開催された「中村勘九郎襲名興行」に行ってきました。

襲名演目、鏡獅子や口上などを桟敷席でみせて頂きました。

左から芸妓さんの弥千穂さん・弥寿葉さん・ふく紘さん、舞妓さんの小ふくさんどす。
京都での襲名興行は12月に南座顔見世で行われるそうです。
寒い日が続いていますが、皆様ご自愛のほどお祈り申し上げます。

襲名演目、鏡獅子や口上などを桟敷席でみせて頂きました。

左から芸妓さんの弥千穂さん・弥寿葉さん・ふく紘さん、舞妓さんの小ふくさんどす。
京都での襲名興行は12月に南座顔見世で行われるそうです。
寒い日が続いていますが、皆様ご自愛のほどお祈り申し上げます。
2012年02月11日
二月の芸妓衣装(ふく紘)



暦の上ではもう春ですのにまだまだ寒い日が続いています。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ふく紘さんの二月の芸妓衣装は紺色が印象的な粋な装いどす。
文字文の着物、牡丹文の帯が、大人っぽさを醸し出しています。
ふく紘さんは芸妓さんなので頭はかつらになっています。
文字文は平安中期に生まれた「かな文字」とともに意匠に取り入れられるようになりました。
配されたかな文字の一画一画が、葦の葉のように見えることから「葦手」とも呼ばれました。
現代ではかなの散らし書きだけでなく、漢字を大きく配したものなど意匠はバラエティに富んでいます。
ふく紘さんの着物には雪月花にちなんだ端歌や小唄が書かれています。
写真では「上野・雲・雪・峰・月、、」などの文字が見えますね。
牡丹は中国などでは「百花の王」として富貴の象徴とされています。
日本には奈良時代には入っていたようどすが、江戸時代に各地で栽培が行われるようになって人気が出て、文様にもたくさん用いられるようになりました。
厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召されぬよう御自愛下さい。
2012年02月09日
二月の舞妓衣装(ふく苗)



立春とは名のみの寒さですが、皆様お元気でしょうか。
ふく苗さんの二月の舞妓衣装は、明るくさわやかな印象の装いどす。
花を散らした文様の着物、菊唐草文の帯、梅の花かんざしが、若い舞妓さんの初々しさを引き出しています。
ふく苗さんは若い舞妓さんなので、髷は割れしのぶ、紅は下唇だけに差しています。
二月は「節分おばけ」があり、多くの舞妓さんは変わり髷を結っていましたが、ふく苗さんは見世出し間もない舞妓さんなので変わり髷は結えません。
菊唐草文は唐草文の一種どす。
菊に唐草をあしらった文様で、現代でもよく親しまれています。
帯の暖色と着物の寒色のコントラストが、若い舞妓さんの雰囲気によくマッチしていますね。
厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召されぬよう御自愛下さい。
Posted by しげ森
at 01:08
2012年02月09日
二月の舞妓衣装(小ふく)





立春とは名のみの寒さですが、皆様お元気でしょうか。
小ふくさんの二月の舞妓衣装は若々しく上品な印象の装いどす。
薄緑色の着物、若松に観世水文の帯、「おしゅん」の髷が、颯爽とした雰囲気を醸し出しています。
今月の衣装の一番の特徴は「節分おばけ」の期間に結わせてもうた「おしゅん」の変わり髷どす。
いつもの「おふく」の髷との違いは分かりますか。
「おしゅん」は「お俊伝兵衛心中説」に登場する先斗町近衛屋のお俊の髪型に由来しています。
京風鴛鴦の髷の前部が割れ、中の鹿の子が見えている形どす。
後ろ姿がとても華やかどすね。
若松文と観世水文どすが、若松文は松文の一種どす。
松は常に青々と葉をたたえ、有名な吉祥文として知られています。
また観世水文は能楽観世宗家の定式文様とした水紋どすが、今でも十分にモダンに感じるデザインどすね。
まだまだ厳しい寒さが続いていますが、皆様お風邪など召さぬようご自愛下さい。