京都宮川町のお茶屋 しげ森・バー もり多と、しげ森の舞妓・芸妓のご紹介

お茶屋ブログ

2013年02月23日

二月の舞妓衣装(ふく兆)








寒気はまだまだ退きませんが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ふく兆さんの二月の舞妓衣装は春を待ちわびるこの時期にピッタリな柔らかな印象の装いどす。

梅が満開に咲いたかんざしに雪花文の着物、笹唐草文が大胆に描かれた織帯が、おぼこい舞妓さんの初々しさをかもしだしています。

梅は別名「春告草」と呼ばれ、その名の通り私たちに春を運んでくれる日本を代表する花どす。

現在では花見といえば桜を見ることとされますが、奈良時代以前には「花」といえば梅のことを指しました。

雪花文は江戸時代後期に現れた文で、雪の結晶を文様化したものどす。

繊細な雪の結晶が花のように意匠化された、華やかで趣のある文様どすね。

笹文は竹と同じく吉祥文とされ、笹は降雪に耐え雪解けを待って奮い立つ強靭な精神に例えられます。

本来は緑である笹を赤や青などカラフルに配色することで、舞妓さんらしい華やかで可愛らしい帯となっています。

二月は朝夕の寒さが厳しい時、くれぐれもお体大切に。



  


Posted by しげ森  at 19:00
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京都市東山区西御門町469-1
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