京都宮川町のお茶屋 しげ森・バー もり多と、しげ森の舞妓・芸妓のご紹介

お茶屋ブログ

2014年02月27日

二月の芸妓衣装(小ふく)








今年は例年にない大雪とのことどすが、お変わりございませんか。

小ふくさんの二月の芸妓衣装は春を感じさせるやわらかな印象の装いどす。

竹文が大きく描かれた二つ綿の着物に、亀甲繋ぎに唐花文様の織帯が若い芸妓さんの落ち着きと華やぎをかもしだしています。

竹は昔から竹籠や垣などの工芸品や建材などあらゆるものに利用され、日本人の生活にかかせないものどした。

そのため文様としても様々に意匠化され、冬でも緑が失せないところから清和の象徴として用いられます。

亀甲文は六角形を繋いで表される幾何学模様で、亀の甲羅に似ている事から吉祥の文様として愛好されてきました。

西洋では蜂の巣文様と呼ばれるそうどす。

春近しとはいえ余寒なお身にしみる季節どす、お身体をおいといください。

  


Posted by しげ森  at 12:00小ふく
2014年02月26日

二月の舞妓衣装(ふく兆)








寒さの中にもようやく春の気配が感じられる季節となりました。

ふく兆さんの二月の舞妓衣装は可憐で春めいた印象の装いどす。

梅のかんざしに雪花文の二つ綿の着物、鶸色に金糸で縫い取られた桐文の織帯が可愛らしさの中に少女の色香を感じさせます。

梅は別名「春告草」「好文木」などと呼ばれる日本人に昔から愛される花どす。

万葉集には梅に関する歌が百首以上詠まれており、植物の中では萩についで多いそうどす。

万葉の頃には白梅が好まれていましたが、平安時代になると紅梅が愛好されるようになりました。

雪花文は江戸時代後期に現れた文で、雪の結晶を文様化したものどす。

繊細な雪の結晶が花のように意匠化された、華やかで趣のある文様どすね。

桐の木は鳳凰が天から舞い降りて止まる木といわれたことから高貴なものとされ、また実が落ちずに次の花の蕾をつけるため因果応報の徴として神聖視され尊ばれてきました。

鳳凰と描かれる事が多い桐文どすが、単体でもおめでたい柄として用いられます。

時節柄、なにとぞご自愛くださいませ。  


Posted by しげ森  at 19:56
2014年02月25日

二月の舞妓衣装(小はる)







寒気も少しずつ緩みはじめましたが、皆様いかがお過ごしどすか。

小はるさんの二月の舞妓衣装はあたたかな色合いが春を感じさせる装いどす。

梅のかんざしに花丸文が散らされた二つ綿の着物、竹が大きく描かれた織帯がおぼこい舞妓さんの愛らしさを惹きたてています。

梅は別名「春告草」「好文木」などと呼ばれ、日本人に昔から愛されてきました。

現在「花見」といえば桜の花を見ることとされますが、奈良時代以前に「花」といえば梅を指すことの方が多かったそうどす。

平安京御所の紫宸殿の前の左近の桜と右近の橘も創建当初は桜ではなく梅であったと言われています。

花丸文は様々な草花を円形におさめた文様どす。

あらゆる花を文様化することができ、能装束や小袖から現代の着物や帯まで多く愛好されています。

洒落文(しゃれもん)として刺繍で表されることもあります。

竹は真っすぐで固く、中は空洞で隠す事無く冬でも青々としていることから清和の象徴として好まれてきました。

なかでも松竹梅の組み合わせは有名で、蓬萊信仰を元に神事などに使われる事が多いそうどす。

時節柄、ご自愛下さいませ。
  


Posted by しげ森  at 19:53
2014年02月25日

京おどり番組表 四組(8、12、16、20日)

        立方
第一景 京の花めぐり
     とし花 菊つる 弥寿葉
     君香 君波 君有 君綾 ふく鈴 とし夏菜

第二景 鬼の道行(上)
     小ふく とし真菜 ふく尚(12,16日) 富美苑(8 ,16,20日) ふく恵(8,12,20日)

第三景 鬼の道行(下)
茨姫   叶千沙
渡辺綱  菊乃 

第四景 やすらい祭り
男    弥千穂 弥寿葉 君波 ふく紘 
女    富美毬 とし花 ふく愛 君有

第五景 身替少将
     ふく葉

第六景 舞妓夢暦
     田ね文 菊志乃 君ひろ
     美恵菜 小梅 ふく苗 とし桃

第七景 宮川音頭
     全員

        地方
唄    美恵子 春勇 ちづる 富美祐 君奈 菊丸 美恵雛
三味線  敏祐 叶恵 たね和 たか栄 千恵子 千賀福 祐子 ふく佳 小扇


        点茶出番
点茶   ふく尚(8,20日) 富美苑(12日) ふく恵(16日)
控    とし純(8,12,16,20日)


<京おどりのチケットの取り扱いは下記へ>
2014/02/17
第六十五回京おどりのお知らせ




今年も宮川町の春のおどりの会である「京おどり」が開催されます。

期間 四月五日(土)~二十日(日)

開演 一回目12:30~  二回目14:30~  三回目16:30~
    開場は各開演時間の30分前どす。

会場 宮川町歌舞練場

「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝…

  


Posted by しげ森  at 13:51お稽古・行事
2014年02月25日

京おどり番組表 三組(7、11、15、19日)

     立方
第一景 京の花めぐり
     とし花 菊丸 君香
     ふく尚 ふく愛 ふく鈴 とし真菜 とし夏菜 里香
     
第二景 鬼の道行(上)
     美恵雛 ふく恵 ふく紘(11,15日) 君綾(7,15,19日) 小ふく(7,11,19日) 

第三景 鬼の道行(下)
茨姫   ふく佳
渡辺綱  富美祐

第四景 やすらい祭り
男    小扇 菊丸 君波 ふく尚
女    君奈 富美苑 菊つる 君香

第五景 身替少将
     ちづる


第六景 舞妓夢暦
     ふく真莉 とし愛 美恵菜
     小凜 とし純 ふく苗 小よし

第七景 宮川音頭
     全員


     地方
唄    美恵子 春勇 ふく葉 富美毬 菊乃 弥千穂 弥寿葉
三味線  敏祐 叶恵 たね和 たか栄 千恵子 千賀福 祐子 叶千沙 君有


     点茶出番
点茶   ふく紘(7,19日) 君綾(11日) 小ふく(15日)
控    小梅(7,11,15,19日)


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2014/02/17
第六十五回京おどりのお知らせ




今年も宮川町の春のおどりの会である「京おどり」が開催されます。

期間 四月五日(土)~二十日(日)

開演 一回目12:30~  二回目14:30~  三回目16:30~
    開場は各開演時間の30分前どす。

会場 宮川町歌舞練場

「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝…

  


Posted by しげ森  at 13:49お稽古・行事
2014年02月25日

京おどり番組表 二組(6、10、14、18日)

        立方
第一景 京の花めぐり
     君奈 小扇 美恵雛
     ふく紘 富美苑 ふく恵 小ふく とし夏菜 里香
     
第二景 鬼の道行(上)
     ふく愛 君綾 君波(10,14日) ふく鈴(6,14,18日) とし真菜(6,10,18日) 

第三景 鬼の道行(下)
茨姫   ふく佳
渡辺綱  富美祐

第四景 やすらい祭り
男    小扇 菊丸 美恵雛 ふく尚
女    君奈 とし花 菊つる 君香

第五景 身替少将
     ちづる

第六景 舞妓夢暦
     菊志乃 田ね文 小凜 
     里春 小梅 ふく兆 とし智

第七景 宮川音頭
     全員


        地方
唄    美恵子 春勇 ふく葉 富美毬 菊乃 弥千穂 弥寿葉
三味線  敏祐 叶恵 たね和 たか栄 千恵子 千賀福 祐子 叶千沙 君有


        点茶出番
点茶   君波(6,18日) ふく鈴(10日) とし真菜(14日)
控    とし桃(6,10,14,18日)


<京おどりのチケットの取り扱いは下記へ>
2014/02/17
第六十五回京おどりのお知らせ




今年も宮川町の春のおどりの会である「京おどり」が開催されます。

期間 四月五日(土)~二十日(日)

開演 一回目12:30~  二回目14:30~  三回目16:30~
    開場は各開演時間の30分前どす。

会場 宮川町歌舞練場

「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝…

  


Posted by しげ森  at 13:25お稽古・行事
2014年02月25日

京おどり番組表 一組(5、9、13、17日)

        立方
第一景 京の花めぐり
     富美毬 菊つる 弥千穂
     ふく尚 ふく恵 君綾 小ふく とし真菜 里香

第二景 鬼の道行(上)
     富美苑 ふく鈴 君香(9,13日) ふく愛(5 ,9,17日) とし夏菜(5,13,17日)

第三景 鬼の道行(下)
茨姫   叶千沙
渡辺綱  菊乃 

第四景 やすらい祭り
男    弥千穂 弥寿葉 君綾 ふく紘 
女    富美毬 とし花 菊つる 君有

第五景 身替少将
     ふく葉

第六景 舞妓夢暦
     とし愛 ふく真莉 君ひろ
     里春 とし桃 ふく兆 とし純

第七景 宮川音頭
     全員


        地方
唄    美恵子 春勇 ちづる 富美祐 君奈 菊丸 美恵雛
三味線  敏祐 叶恵 たね和 たか栄 千恵子 千賀福 祐子 ふく佳 小扇


        点茶出番
点茶   君香(5,17日) とし夏菜(9日) ふく愛(13日)
控    ふく苗(5,9,13,17日)


<京おどりのチケットの取り扱いは下記へ>
2014/02/17
第六十五回京おどりのお知らせ




今年も宮川町の春のおどりの会である「京おどり」が開催されます。

期間 四月五日(土)~二十日(日)

開演 一回目12:30~  二回目14:30~  三回目16:30~
    開場は各開演時間の30分前どす。

会場 宮川町歌舞練場

「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝…

  


Posted by しげ森  at 13:24お稽古・行事
2014年02月19日

二月の舞妓衣装(小よし)








春の訪れが待ち遠しいこのごろどすが、お元気にされていますか。

小よしさんの二月の舞妓衣装は鮮やかなブルーが印象的なあでやかな装いどす。

梅のかんざしに薬玉が散らされた二つ綿の着物、立涌に唐花綾花文が入った織帯が若い舞妓さんの楚々とした雰囲気をかもしだしています。

梅は別名「春告草」「好文木」などと呼ばれる日本人に昔から愛される花どす。

万葉集には梅に関する歌が百首以上詠まれており、植物の中では萩についで多いそうどす。

万葉の頃には白梅が好まれていましたが、平安時代になると紅梅が愛好されるようになりました。

薬玉文は種々の葉や香料を錦の袋に入れ、菖蒲、よもぎなどの造花を結んで五色の糸を垂らした薬玉を文様化したものどす。

若い女性や女児の七五三の祝い着などによく用いられる華やかな文様どす。

正倉院に納められた宝物の銅鏡の背面にはその時代の贅をつくした素晴らしい意匠が描かれていますが、それを写した鏡裏風の文様の一つが唐花綾花文どす。

様々な花や植物、虫や鳥も一緒に描かれるなどバリエーションが豊富にあります。

残寒の日々どすがお体おいとい下さいませ。
  


Posted by しげ森  at 19:00
2014年02月17日

第65回 京おどりのお知らせ




今年も宮川町の春のおどりの会である「京おどり」が開催されます。

期間 四月五日(土)~二十日(日)

開演 一回目12:30~  二回目14:30~  三回目16:30~
    開場は各開演時間の30分前どす。

会場 宮川町歌舞練場

「京おどり」は若柳流の御家元が振り付けを担当していて、毎年趣向を凝らした舞台どす。

今年の演目は「雪月花 夢暦(せつげっか ゆめごよみ)」

「京おどり」にはしげ森の芸妓ふく紘、小ふく、舞妓のふく苗、ふく兆、小よし、小はるも出演させてもうてます。

みんな一生懸命お稽古に励んだはりますので、沢山の方に観ていただけます様皆様よろしくおたの申します。



「京おどり」のチケットはしげ森でも取り扱っております。


以下の項目について明記の上、FAXにてお気軽にお問い合わせ下さい。

担当者より折り返し連絡をさせていただきます。

FAX番号 : 075-525-7139

・お名前

・ご住所

・ご連絡先(携帯電話番号・FAX番号 ※必ずFAX番号もお知らせ下さい。)

・ご希望日時(四月五日~二十日/12:30~・14:30~・16:30~についてそれぞれお書き下さい。)

・必要枚数(一枚4500円・茶券つき。点茶は各回30分前からどす。)  


Posted by しげ森  at 19:39お稽古・行事
2014年02月15日

二月の舞妓衣装(ふく苗)








暦の上では春とはいえ、まだまだ寒おすね。

ふく苗さんの二月の舞妓衣装は白とひわ色のグラデーションが惹き立つ鮮やかな装いどす。

梅のかんざしに貝を三つあわせて丸文に見立てた二つ綿の着物、唐花蜀江文が大胆に織り込まれた豪華な織帯がまるで蕾から花開いていくような舞妓さんの可憐さをひきたてています。

梅は早春を象徴する花で、古来から日本人に愛されてきました。

菅原道真が好んだことでも知られ、各地の天満宮では梅がシンボルとされています。

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」とは菅原道真が大宰府に左遷されるとき、道真の愛した庭の梅の花に別れを惜しんで詠んだ歌どす。

後に庭の梅木が道真を追って飛んで行ったという飛梅伝説は有名どすね。

貝は縄文時代の貝塚が遺っているくらい日本人になじみの深いものどすが、その形のおもしろさから文様としても取り入れられてきました。

海に囲まれた日本では二枚貝や巻貝など貝の種類は多く、意匠化せずに写実的に描かれることが多おす。

蜀江文は八角形と四角形を交互に組んで上下左右につなげたもので、その中に様々な文様が入ります。

八角形は天地を集約した形象で全世界を表すとともに大地の中心を示しているといわれ、また四方八方に物事がゆきわたって地を鎮める形とされるため、寺社や能装束などに多く使われています。

時節柄、くれぐれもご自愛下さいませ。   


Posted by しげ森  at 20:02
2014年02月07日

節分の舞妓の髪型

お化けの三日間、舞妓さんたちは変わり髷を結わせてもらいました。



ふく苗さんは「おしどり雌」。




ふく兆さんは「おしどり雄」。




おしどりは幕末から明治頃まで年頃の若い女性にはやった髪型どす。

「島田」という髷(まげ)の上に、「橋」と呼ばれる、尻尾のような毛をかけた髪形で、雌より雄の方が派手になります。

小よしさんは「お俊」。




お俊は「お俊伝兵衛心中説」に登場する先斗町近衛屋のお俊の髪型に由来しています。

京風鴛鴦の髷の前部が割れ、中の鹿の子が見えている形どす。

小はるさんは「おそめ」。




おそめ髷は芝居「お染久松」でお染が結っていた髷どす。

それぞれの違いがおわかりいただけますやろか?

三日間だけどしたがみんないつもと違う髷を結えるのがとても嬉しかったそうどす。

色違いのぼんてんがかわいらしおすね。

まだまだ寒さの厳しい日が続きますが、くれぐれもご自愛くださいませ。  


Posted by しげ森  at 21:42芸舞妓歳事記
2014年02月06日

節分お化け

二月二、三日、四日恒例のお化けが行われ、今年の宮川町は三組のお化けさんが出現しました。

花街では節分に行われる季節の演し物として芸妓さんが通常の衣装とは違う様々な扮装をしてお座敷に出て芸をだします。

その年にはやったものなどを取り入れたり、いつもとは違う少し面白い事をやらはります。

以下お写真でご紹介させていただきます。













今年も様々な趣向を凝らしたお化けさんがお客様を楽しませてくれはりました。

たくさんの方に見に来ていただきおおきに。

また来年を楽しみにしとくれやす。

まだまだ厳しい寒さが続きますがくれぐれもご自愛くださいませ。



おまけ

しげ森メンバーによるお化けどす。
  


Posted by しげ森  at 19:48お稽古・行事
< 2014年02>
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プロフィール
しげ森
しげ森
京都市東山区西御門町469-1
お茶屋しげ森、宮川町にあるお茶屋どす。
何気ない日常や、毎月のお衣装を発信していけたらと思っております。

舞妓さんになりたい方、ご連絡お待ちしております。

しげ森・もり多からのお知らせ

京都宮川町 お茶屋 しげ森 ・ バー もり多 / 〒605-0801 京都府京都市東山区宮川町6丁目375 TEL : 075-531-0304

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